ラップシールディング工法で使用するシュリンクフィルムの1ロールの重量は約48kgですので、手運搬でも大人２名、台車を使用すれば数ロール（*180㎡ xロール数）の運搬が一度に可能です。倉庫から現場までの輸送も軽１BOXで十分です。
*DS-208100使用時

養生板の運搬には２〜４t車を複数台使用することが一般的でしたが、ラップシールディング工法で使用するシュリンクフィルムは軽の１BOX１台に４〜５ロール＝720~900㎡分を積載移動が可能です。

様々な理由で木の梱包材が制限される地域や現場でも、代替梱包材として活用が可能です。ラップシールディングシュリンクフィルムは1000デニール以上の耐久性能と、形状を選ばないフレキシブルさから、ヨットのラッピングやジェット機のラッピングなどにも活用されています。

従来の板張り養生と比べ、同じ面積であればラップシールディングシュリンクフィルムは圧倒的に軽量です。したがって、足場にかかる荷重負荷が軽減されますので、ラップシールディング工法を採用することは、足場設備の経年と老朽による劣化をおさえ、足場設備の長期使用につながります。

ラップシールディング工法で主に使用するシュリンクフィルムの“DS-208100”は、ロール状態の体積が0.1㎥（H1,650mm x W250mm x D250mm）。このサイズで*180㎡をカバーします。従来の板張り養生に使用する板張り板保管スペースと比べてみてください。
加えて使い回しを行いませんので、シンプルな保管ルールで運用が可能です。
*DS-208100使用時

ラップシールディング工法の使用用途は非常に広範囲です。1000デニールの強靭なシュリンクフィルム特性は屋外での使用を十二分に満たすスペックであり、またシュリンクフィルムという製品特性上、自由な寸法でのカットが可能ですので、規定サイズ以外のテントなども容易に対応可能です。

養生資材の運搬時、現場周辺のスペース確保が難しい、車両侵入可能範囲が狭小である、このような状況でも、ラップシールディング工法で使用されるシュリンクフィルムは体積量の観点から養生板と比べ圧倒的な小回りと、現場での設営おけるフレキシビリティーを併せ持っています。